■令和6年度 事業計画
事業活動の基本方針
令和5年度は5月に新型コロナウイルス感染症の法的位置付けが引き下げられたことで、行政からの要請や制限が撤廃され、個人の選択を尊重した対応に変わりました。令和6年度の様々な協会行事につきましては、対面やWEBなど様々な方法で、しっかり開催していく所存です。
私たちを取り巻く建設業界では、4月から時間外労働の上限規制に対する適用猶予期間が終了し、労働時間の適正管理など確実な履行が求められています。昨年の中部地方整備局との意見交換会においても、事業量の確保、受注環境の改善、業務の平準化などに加え、働き方改革の推進をテーマに挙げ要望を行いました。引き続き、協会員の労働時間の短縮や生産性向上に取り組んで参ります。
当協会において喫緊の課題である担い手不足、技術者不足解消のためにも、魅力のある働きやすい業界を実現し、全地連、関連学会、団体と連携を図りながら、地質調査業をアピールしていきたいと思います。今後もより一層、協会員が地質調査業界をけん引していけるように、有益な情報発信を行っていきます。
● 協会員の技術向上に関する調査研究及び啓発
● 関係諸官庁等との連絡及び連携事業
● 関係諸団体との連絡及び連携事業
● 地質調査業に従事する技術者の育成と労働環境の改善
● 若手および女性活躍推進に関する事業
● 担い手確保のための学生向けPR活動
● 産官学の相互協力による協会の社会的地位の向上
● 協会外部に向けた地質調査業の重要性のPR
● 協会活動の予算の収支バランスの検討
これらの基本方針を具体化するために、下記の6つの常設委員会を編成し、協会内外に向けた活発な事業活動を行い、協会の評価と活用を広め、社会に対して誇りある地質調査業の普及発展に努力いたします。
(常設委員会)
・総務委員会 ・編集委員会 ・研修委員会 ・技術委員会
・広報委員会 ・防災委員会
一般社団法人 中部地質調査業協会は、会員数59社、賛助会員数8社での活動となります。協会員各位のご理解とご協力をお願いいたします。
■常設委員会
(1)総務委員会
(イ) 公正取引に関する法令遵守及び倫理規定に関すること
・コンプライアンス講習会の開催
(ロ) 新入会員の入会促進活動
(ハ) 地質調査技士に関すること
・地質調査技士資格検定試験の実施
・地質調査技士受験者対象講習会の実施
・地質調査技士登録更新講習会の実施
・その他地質調査技士資格に関わること
(ニ) 地質情報管理士資格検定試験の実施
(ホ) 四支部協議会の実施
(ヘ) 会員相互の親睦会の実施
(ト) その他協会運営に関する事項
(2) 研修委員会
(イ) 協会員の技術力向上のための技術研修会・講習会の開催
・机上の技術講習会及び新春技術者懇談会を開催
(ロ) 全地連が主催する講習会の開催支援(技術委員会と合同)
(ハ) 現場研修会の開催
(ニ) 女性活躍推進に関する事項
(3) 広報委員会
(イ) 発注者に対する広報活動
(ロ) 広報活動での「土と岩」の配布
(ハ) 中部地方整備局との意見交換会の実施
(ニ) 発注者側からの積算等の依頼に対する応答
(ホ) 全地連「積算委員会」との連携
(ヘ) 改訂版標準積算資料の広報宣伝活動
(ト) 全地連刊行物(「地質と調査」等)の協会関連配布先の検討及び配布
(4) 編集委員会
(イ) 中部地質調査業協会の協会誌「土と岩」73号の発刊・配布先の検討、配布
(ロ) 中部地質調査業協会のホ−ムペ−ジの維持管理・更新
(ハ) 全地連「編集委員会」との連携
(5) 技術委員会
(イ) 会員各社の技術向上を目的とした技術研究の促進
・技術発表会「中部ミニフォ−ラム2024」の企画・開催
(ロ) 地盤工学会中部支部、応用地質学会中部支部諸行事の共催、事業協力
・第33回調査・設計・施工技術報告会
・地盤調査ボーリング作業〜室内土質試験見学会
・応用地質学会中部支部技術交流会
・中部地方整備局 中部技術事務所「基礎技術研修」の開催
・災害協定に基づく活動推進
(ハ) 全地連が主催する講習会の開催支援(研修委員会と合同)
(ニ) 地質調査関連講習会への講師派遣
(6) 防災委員会
(イ) 中部地方整備局との災害時支援協定について協議運営
(ロ) 南海トラフ地震対策中部圏戦略会議への参加
(ハ) 防災訓練の計画と実施
(ニ) 防災関連イベントの企画・実施を通じての協会普及活動
(ホ) 安全パトロールの計画と実施