◇自然災害と地震の脅威
東海三県では,東海・東南海・南海地震がいつ起こってもおかしくない状態にあります。地質的には急峻な山岳地帯が広く分布し,多くの活断層が存在し,地震時に大規模な土砂崩落が危惧されます。また,近年では地球規模での自然環境の悪化に伴う集中豪雨による土石流・地すべり等の土砂災害が多発しています。さらに,低地部は洪水時の河川水位よりも低い位置に形成された沖積平野であり,水害や巨大津波に対して脆弱な構造となっています。
資料は,このような東海三県の過去の被災事例についてまとめたものであり,また,東日本大震災で得られた知見から,将来起こるであろう南海トラフでの巨大地震に関する規模や被害想定について紹介しています。
・地盤災害
持山谷 崩壊地発生源(110927)
持山谷 砂防えん堤破損(110927)
始神谷 崩壊地頭部 (111104)