(4) 調査結果と施工
中ノ湯側坑口では火山ガスの濃度や温度の分布が明らかになり,中ノ湯側の坑口の位置は,最も火山ガスが少なく温度の低い位置が検討されました。それでも高熱帯や火山ガスの存在が予想されました。
平湯低速度帯ではトンネル掘削に伴い大量の湧水が予測されました。
調査坑は全断面掘削の在来工法で掘削されました。中ノ湯側では75℃の高熱が確認され,火山ガスは予想より低い濃度であることが確認されました。平湯側では、昭和62年7月には火山堆積物の掘削で180トン/分の突発湧水で半年間工事が中断し、4本の水抜坑や大量の水抜きボーリングが掘削されました。
出典:中部地質調査業協会研究委員会編,
平成11年5月「中部地質調査業協会平成11年度技術研修会資料集」)
← BACK
TOP
調査の目的・役割
中部地方プロジェクト
リンク集