中部地方プロジェクト

(2)地形・地質概要

     安房峠は北アルプスの焼岳と乗鞍岳の間の峠で、安房トンネルの北側700mに溶岩円頂丘よりなるアカンダナ山(標高2109m)が位置しています。

     安房トンネル周辺の地質は,中・古生代の美濃帯の粘板岩,チャート,砂岩等より構成されています。アカンダナ山の下には深い埋没谷が存在し,この埋没谷をアカンダナ山の火山堆積物(溶岩や凝灰角礫岩等)が埋めて堆積しています。中・古生層の弾性波速度が4.2〜5.5km/secを示すのに対し,火山堆積物は2.5km/sec程度を示すため,工事関係者は平湯低速度帯と呼びました。

    安房トンネル地質断面図


    ← BACK  TOP  NEXT →


調査の目的・役割 中部地方プロジェクト リンク集

戻る