中部地方プロジェクト

(1) 安房トンネルの概要

     安房トンネルは,一般国道158号中部縦貫道(福井市〜松本市L=160km)の最大の難所となっている安房峠(標高1,790m)を4,370mで貫くトンネルです.安房峠は,北アルプスの火山焼岳と乗鞍岳の間に位置しています.火山特有な脆弱な地質のため,旧国道158号の安房峠では,降雨による交通規制が必要な区間であり,また11月中句より5月上句迄積雪により通行が完全に途絶していました。

     そのため昭和39年より調査が始められ,昭和53年に事業化されました。

     昭和55年より調査坑が掘削され,平成元年より本坑が着工されました。平成9年12月6日,調査開始から33年,調査坑着工から18年かけて安房トンネルを含めて安房峠道路6.3kmが完成しました。


安房トンネル


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